お金の街MONEY TOWN
MONEY COLUMN BY KAZUKIBI

家族でも、お金の「当たり前」は違う

自分には高く感じる外食も、家族には楽しみにしていた時間かもしれない。同じ家計の中にある、それぞれのお金の使い方について考えます。

小さな街とノートを描いた、お金のコラムのイラスト

家族で外食に行こうという話になって、「家で食べれば、もっと安いのに」と思う。ところが、家族はその店に行くのを、ずいぶん前から楽しみにしていたらしい。同じ食事代を見ていても、頭に浮かんでいるものは違うのかもしれません。

自分の趣味なら、少しくらい高くても納得できる。でも、家族が買ったものには「それ、本当に必要?」と言いたくなる。反対に、自分が大事にしているものを、家族から不思議そうに見られることもありそうです。一緒に暮らしているからといって、お金の感覚まで同じになるわけではないのですね。

外食も、食事だけが目的とは限りません。料理や片付けを休みたい日もあれば、家族でゆっくり話したい日もあります。本や道具、旅行なども、その人なりの楽しみや思いがあるのでしょう。値段だけを見ると高く感じても、何を楽しみにしているのかを聞くと、少し見え方が変わることがあります。

もちろん、家計には限りがあります。お互いの希望を全部かなえるのは難しいでしょう。それでも、「そんなものに使うの?」と言う前に、どこが気に入ったのかを聞いてみる。今月は難しくても、来月の楽しみにできるかもしれません。自分の使いたいお金についても、当たり前だと思わず、言葉にしてみたいですね。

節約の話は、つい金額の大小に目が向きます。でも、家族が何をうれしいと感じるかを知ることも、お金の使い方を考える手がかりになりそうです。いつも同じ意見にはならなくても、「それを楽しみにしていたんだね」と分かるだけで、話しやすくなることはあると思います。家計簿には書ききれない、そんな話も大切にしたいですね。

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